「声と心はつながっている」
そんな言葉を聴いたことはありますか?
どう言うことだろう?
これってすごくシンプルで単純なことなんです。
楽しくてワクワクしている時の声や表情を想像してください。
こういう風に書くと、感覚的なことだけのように思いますが、私たち人間はとてもよくできています。
・笑顔は、口角が上がり目に力がある
・万歳などの姿勢は、胸郭が広がり呼吸がスムーズな状態
これは、発声にとってとても良い状態と言えます。
この状態で、悲しい声を出してみてとお願いされても、なかなか難しいものです。
では、悲しくて辛い時はどうでしょう?
・口はしぼみ、猫背… 目力はない状態
呼吸は浅くなりがちですね。
この状態で、ヤッター!と明るい声が出せるでしょうか?
少し大袈裟に書きましたが、心と声が一致していないと相手には本来伝えたい思いを充分に伝えることができません。
空元気や愛想笑いという言葉があるように、相手には「声=音」から、本当の心がバレてしまうものです。
うまく言葉が話せなくても、「伝わってくる」。
これは心と身体と声が一致しているからです。
声から心が元気になっていったり
身体から声が明るくなっていったり
心から身体が緩んでいったり
この3つの関係は切っても切り離せない関係なのですね。